鮮やかな服
January 11, 2017今年のプランの一つは、たくさん美しいものに出逢う、見出す。で、すこしでも時間があれば近場の海や山に立ち寄ることにしました。おかげで、今年はすでに6回目の海。色々と頭をこねくり回して、表現したくなるけれど、美しいな、と思ったものに遭遇して、言葉を忘れて、見とれてしまう時間を、作りたい。春がきて花が咲く前に、もう少しだけ世界を立体的に見れるようになりたい。
今年のプランの一つは、たくさん美しいものに出逢う、見出す。で、すこしでも時間があれば近場の海や山に立ち寄ることにしました。おかげで、今年はすでに6回目の海。色々と頭をこねくり回して、表現したくなるけれど、美しいな、と思ったものに遭遇して、言葉を忘れて、見とれてしまう時間を、作りたい。春がきて花が咲く前に、もう少しだけ世界を立体的に見れるようになりたい。
新しく名刺作りました。この頃海にいることが多いので、濡れてもへっちゃらアクリル製です。道を歩いてなかよくなった人に、ささっと渡して、名前覚えてもらいたい。
高校生の時にあった仮面ライダーに「ご縁は願うものではなく、育てるモノですよ」って言われたのを思い出しました。ご縁は、いまだに勝手にうにょうにょ広がるモノだと思っているけれど、より広がりやすいように、土を耕したり、じぶんをオープンにしたり。と、準備は必要だな、とも。来週、あけましておめでとう。
2016.12.12
ひとつの制作の、ひと段落を終えて眠りについた。昨晩、といっても数時間前だけど。
来年の春、夏に向けての制作をはじめる。一つのアイディアを、形にするのはとても時間がかかる。
1日で終わるもの、数秒で終わるもの、何年もかかるもの、人一人生きるには終わらないもの。
いくつもの時間軸のことを行き来して、生きている。
それはまるで、同時に複数の旅をしているみたいで、楽しい。
今日はとても気分がいい。朝しっかり起きれたことも大きい。
あたまの後ろにある、目にも見えない、手にも触れない、その空間がなんだか晴れ晴れしている。
アイディアを思いつく、という表現があるけれど、それは、頭のなかに広がる靄を晴らして、
そこにずっと存在していたものを、両手で掬い上げるような感覚に、近い気がする。
思いつく、と言うと、0から1を作るみたいに少し大げさに聞こえてしまうけど、
アイディアというのはずっとそこにいて、靄の中にいて、いまは見えないだけで。
解像度を上げて、靄の中にある微かな光を捉えて、そこを捉える。探る。
カメラのピントを合わせていくようなもので、少しづつ、段階的に、時に劇的に、
それは輪郭を明瞭にして、ぼくがたやすく掬い上げられるようになってくれる。
太陽が上がる前に目を覚ます。
布団から這い出して、江ノ島へ向かう。
車内から、すこしづつ明るくなる空が見える。
空がすこし曇っているおかげで、光の筋が良く見える。
この頃は、光の筋を眺めるのが好きで、窓の隙間からの線的な光や、
カーテン越しの淡い光、そしてそれは風で布がナビくおかげで、光も踊る。
江ノ島に着くと、知っている顔があった。
名前は知らない、ただ、大学で何度も目にしたことのある顔。
丸メガネとヒゲがチャーミングな彼は、友人の恋人で、一度話をして観たいと思っていた。
だから、これは、こんな朝の挨拶は、NICEな初対面の挨拶になるだろうと確信を持つ。
彼もカメラを持っている。今は、太陽が出そうで出ない、一番楽しい時。
この時の、海から漏れ出る太陽の光はとてつもなくREDだ。
赤、というには、すこし違う。カラーコードで言えば、伝わるだろうか。
伝わらないだろう、RがxでGがyでBがzなんて言われたところで、ピンと来やしない。
だから、あなたと一緒に見れたらいいのに。
一人一人の虹彩の誤差なんて気にやしないし、あなたの目が見えなくたって、大してぼくも変わりはしない。
せめてもと、写真に収めたりする。写真は、伝言板にもなる。
表現だとか、記録だとか、旅だとか。写真には色々なことができるらしい。
ただ、まあ、ぼくは童貞が羨ましい。その熱量が、ほしい。
そんな風に思っていたら、シャッターを押すだけで、すごく楽しい。
1人で、笑っている。時々、なるんだけど、行為が、ただただ、楽しい。
2016.12.11 am09:38 at 上島珈琲